自分磨きを頑張る男性ほどモテない理由、方向を間違えている努力の特徴
筋トレ、脱毛、服、美容院。やっていること自体は素晴らしいのに、なぜかモテない方がいます。理由は「頑張っている感」が全身から出てしまっていることでした。磨く前に削ぎ落とす。
「モテたくて自分磨きを頑張っています」という男性に、ラウンジ時代にも美容師時代にも、本当にたくさんお会いしました。
筋トレ、脱毛、ファッション、美容院、スキンケア。やっていることは、どれも間違っていません。ただ、これだけ頑張っているのに思ったほど結果に繋がっていない、という男性も一定数いるのが、美容師時代にカット中の話で、ラウンジ時代にお隣の席で聞いてきた印象でした。
理由の一つは、「頑張っている感」が見え過ぎているからだと思います。
1. 「努力している姿」は魅力ではない
女性は、男性の「努力している姿」にはあまり惹かれません。
これは努力を軽く見ているわけではなく、「頑張ってる」ことが見えすぎると、「で、中身は?」という冷静な目線になってしまうからです。努力は、結果と空気として出るときに魅力に変わるもので、過程を見せる段階のものではありません。
ジムで鍛えた体よりも、普段の所作で見える落ち着きの方に、女性は惹かれます。新品のシャツよりも、着慣れた服をさらりと着こなす方のほうが、印象に残ります。ここの順序が、多くの男性の方で逆になっています。
2. モテる方は自分のためにやっている
本当にモテている人は、あまり自分磨きを頑張っていません。
正確に言うと、やっていることは同じなのですが、スタンスが違います。筋トレも、肌の手入れも、ファッションも、すべて「自分がそうしたいから」という動機でしています。そこに「モテるため」という目的が混ざっていません。
そのスタンスの違いは、不思議なほどに空気に出ます。同じ筋肉でも、「女性のため」に作られた体と、「自分がそうしたい」で作られた体は、佇まいがまるで違って見えます。
3. 「今の自分がダメ」が前提になっている
自分磨きという言葉そのものが、実は罠になっています。
「磨く」という言葉は、「今のままではダメだから」という前提を含んでいます。この前提に立った瞬間、自分のことを否定するエネルギーで自分を変えようとされていることになります。
女性は、その「自己否定のエネルギー」を敏感に感じ取ります。言葉では言われなくても、会話のテンポ、声の出し方、笑い方のどこかに、「自信のなさ」として滲み出てしまうのです。頑張れば頑張るほど、それが強く出てしまうという、少し切ない構造があります。
4. 削ぎ落とす方向の方が近道
では、どうすればよいのでしょうか。
答えは、「磨く」のではなく「削ぎ落とす」方向に発想を変えることです。足すのではなく、引く。これが、実は一番の近道でした。
- 見栄で話していた自慢話をやめる
- 無理して派手な服を着ることをやめる
- 知らないことを知ったふりで話すことをやめる
- 相手の言葉に被せて話すことをやめる
- 焦って距離を詰めようとすることをやめる
どれも、新しく何かを身につける話ではありません。今の自分から、余計な力みを少しずつ手放していく。それだけで、雰囲気は驚くほど柔らかくなります。
5. 印象に残る方は「在り方」が違う
美容師時代のお客さんに、とても印象に残っている男性がいました。
見た目は普通の会社員の方です。服装もシンプルで、髪型も派手なことはしていませんでした。それでも、椅子に座っているだけで、こちらが安心するような落ち着きがありました。何を聞いても慌てず、「ああ、そうですね」と穏やかに返事してくださる。
特別なことをしているわけではないのに、在り方そのものに魅力がある、という方でした。
これが、削ぎ落とした先にある雰囲気だと思います。足し算で作り上げたものではなく、余計なものを手放した結果として残る佇まいです。
6. 外見は後からついてくる
順番を意識していただきたいのです。
外見を先に整えようとされると、中身との乖離が出てしまい、かえって違和感になります。逆に、中身の力みを先に手放していくと、外見はその内側の落ち着きに引っ張られる形で、自然と整ってきます。
筋トレをやめる必要はありません。おしゃれをやめる必要もありません。ただ、それを「女性のため」ではなく「自分のため」にしていただく。この順序を入れ替えるだけで、同じ行動が全く違う魅力として伝わるようになります。
自分磨きを一生懸命されている方ほど、本当は少しだけ力を抜いていただきたいのです。頑張って作り上げた自分よりも、肩の力が抜けた自然体の自分の方が、女性から見たらずっと魅力的に映ります。「磨く」のではなく「削ぐ」。この一文字の違いが、モテる方とモテない方の、本当の分かれ目だったように思います。